私が初めて知った、多肉用語「徒長」。
今回は徒長の意味と徒長とはどんな多肉の苗のことなのか、写真を織り交ぜてご紹介していきたいと思います。
徒長とは、日照不足で起こる茎が伸びてしまう状態のことをいいます。
この徒長という言葉を知った時、私はタニラーの仲間入りをしたと言っても過言ではありません。
本記事の写真も我が家の多肉ちゃんを撮影したものになりますので、一緒にお楽しみ下さい!
多肉植物の徒長とは?
多肉植物の「徒長」とは、本来キュッとしまった多肉植物が、葉と葉の間の茎が伸びてしまいひょろひょろとしてしまう状態のこと。
なぜそんな状態になってしまうのでしょうか。
気付いたら多肉が伸びてしまっていると言うことが多いのではないでしょうか。
多肉植物の徒長の原因は何?
なぜこのような「徒長」が起きてしまうのか、3つの原因を解説します。
- 日照不足
- 水分が多すぎる
- 栄養バランスが崩れている
日照不足
多肉は太陽が大好き。
そのため、室内や陽の当たらない場所で育てている場合に太陽を求めて茎が伸びてしまうため、徒長が起きてしまいます。
室内管理の場合は、なるべく日の当たる場所窓際や、たまにお外で日光に当ててあげるなどの対策が必要です!
水分が多すぎる
多肉は葉っぱに水分を貯めることができます。
ですが、水分が多すぎると葉っぱに溜めきれず茎に吸収されて、茎が伸びてしまいます。
葉っぱの状態を見ながら適切な水やりをしましょう!
栄養バランスが崩れている
多肉を育てるためには栄養も必要です。
かといって、必要以上の栄養を与えてしまうと、バランスが崩れてしまい、都庁の原因になります。
液肥などの肥料をあげるのは状態を見ながら、与える必要があります。
タニラーはみんな知っている?徒長苗とは?
多肉を育てているタニラーなら、一度は直面する徒長。我が家の徒長した苗もご紹介します。
これは「月兎耳(ツキトジ)」という多肉です。
冬に室内管理にしたら、窓際でも日光が足りないためにヒョロヒョロ〜と伸びてしまいました。
明らかな「徒長」ですね。室内なので、見るからに太陽を求めているようです。
徒長したらどうする?
では、徒長してしまったらどうしたらいいのでしょうか?
残念ながら伸びた茎を元に戻す方法はありません。
徒長してしまった苗も次のようにすれば楽しむことができます!
- 茎を切って多肉を増やす
- 挿し木、葉挿しで増やす
- 寄せ植えにして楽しむ
- そのまま暴れ多肉に成長させる
茎を切って多肉を増やす
徒長してしまった多肉は、徒長してしまった部分を切って多肉を増やしましょう。
多肉は、葉っぱを土に挿したり切った茎を挿しておくとそこから発根して、どんどん増やして楽しめます。
伸びた茎は切って挿しておくといつの間にか根付いてくれるのでとても不思議でかわいいと思ってしまいます。
挿し木、葉挿しで増やす
品種によりますが、葉っぱに成長点を残しておくとそこから根と子株が出てきます。
茎からちぎって葉っぱを土に挿しておきます。これが葉挿しです。
また、切った茎をそのまま土に挿しておくことを揷し木と言います。
揷し木の際に、下の歯を数枚取ると茎が長くなって土に挿しやすく挿したあとも安定します。
その時に取った葉っぱも葉挿しができます。
もったいないので、葉っぱ1枚も無駄にはできませんね。
寄せ植えにして楽しむ
徒長してしまった茎は長いので、そのまま寄せ植えにしてもいいですね。
寄せ植えは茎が長い方が隙間を埋めやすいので、寄せ植えの仕上がりが見栄えよくできると思います。
そのまま暴れ多肉に成長させる
徒長してしまった多肉をそのまま楽しむという方法もあります。
私のお仕事で行っている多肉ハウスにはたくさんの暴れ多肉があります。
揷し木生産をした際に出る廃棄の葉っぱからもどんどん芽が出て大きくなったり、ハウスではほったらかしにするとこんなふうになるんだ!?という姿の多肉に出会うことがあってとても面白いです。
これは徒長ではない!魅力的な木立ち苗
我が家ではまだあまり見られませんが、こんな風に茎がまるで木のように成長した多肉もあります。
茎がしっかりしていると、寄せ植えにも使いやすいですね。木立ちした茎はなんといってもかっこいい。
これは徒長とはまた違いますので、このまま楽しむこともできますね。
ここまで木のように成長するには、数年の歳月が必要になります。今から2年後か3年後をとても楽しみにしております。
多肉植物の徒長とは?まとめ
徒長は、
- 日照不足
- 水分過多
- 栄養バランスが悪い
ために起きます。
徒長した苗は、病気にもかかりやすくなるため、お家でもなるべく徒長させない工夫が大事ですね。
お店で徒長苗を見つけたら買わない方がいいかもしれません。
多肉ライフを楽しみましょう!