多肉植物にハマって初めての冬。どう過ごしたらいいのか困ってしまいました。
私と同じような多肉初心者さんに、今回は温度別多肉を屋外で管理する管理方法を実践をもとにお伝えしたいと思います。
長野県在住。寒波が来ると最低気温は-7℃〜-8℃。
そんな地域に住む私の冬越し方法を紹介します。
多肉植物の冬
まず、多肉植物は屋外の軒下が過ごしやすい場所です。そのまま冬を迎えた場合、そのまま軒下でいいのか不安になるかと思います。
冬は、基本的には霜や凍結から多肉植物を守ることが大切です。それさえ守れたら無事に春を迎えられると言っても過言ではありません。
しかし、あなたが住む地域の最低気温はどのくらいでしょうか?もし、最低気温が毎日マイナス10℃近くまで下がるような地域では、そもそも多肉が外で過ごすには過酷すぎる環境と言えます。
美しい紅葉のすぐ後に来る『冬』。どう過ごしたらいいのか、少しでも参考になれば幸いです。
参考に、私が住む長野県は1〜2月の最低気温が一番低くてマイナス7℃〜マイナス8℃あたりまで下がる地域です。
多肉植物は冬に弱い品種が多い
また、多肉植物にも耐寒温度というものがあります。品種によって違いますが、多肉植物が何度まで耐えられるかと言う指標です。
これを参考にすると良いでしょう。
多肉植物は思ったより耐寒温度が低くありません。
私も持っている多肉の品種を全部調べてみたのですが、ほとんどの多肉がマイナス2℃が限界だとわかりました。
要するに、凍ったら多肉植物は傷んでしまう、枯れてしまう可能性が高いということです。
冬に強い多肉植物
中には冬に強い品種も存在します。
我が家にある多肉植物『子持ち蓮華』もその一つ。マイナス8℃が続く中でも屋外の軒下でひっそりと春を待っています。地植えにした子もいます。
耐寒温度はなんとマイナス15℃。冬場は枯葉を身に纏いそのまま耐え凌いで春を迎える強い多肉植物です。
冬に枯れた?と思ってもその姿は『冬眠』。春になるとまた芽吹くので、そのまま待ってみましょう!
多肉植物の冬、温度別外での管理方法
それでは、温度別の管理方法をご紹介します。
天気予報での最低気温がこのくらいになったら。と言った感じで参考にしていただくと良いかと思います。
最低気温5℃以上
最低気温が5℃以上あれば、基本的にはそのまま雨ざらしでも大丈夫です。
苗が痛む心配もありませんので、まだ紅葉を楽しんでください。
これからやってくる冬に備えて、不織布やプチプチを買いに行っておきましょう!
時期になると、100均からプチプチが消えます。早めに準備しておくことをお勧めします。
最低気温0℃
最低気温が0℃に近くなってきたら、そろそろ凍結を回避しなければなりません。
毎日の天気予報チェックも欠かせなくなる頃ですね。
多肉植物は、4℃以下になると苗が傷むそうです。そのため0℃まで下がるのは苗にとってもあまりいい環境とは言えません。
0℃まで下がりそうな時は、凍結防止、霜対策のために苗の上にプチプチもしくは不織布をかけることで対策します。
簡易ハウスも効果的です。
最低気温マイナス2℃
マイナスになってきたら、簡易ハウスなど、何か空間の中へ多肉植物をしまうのがおすすめです。
発泡スチロールの中へ入れておくのもおすすめです。
霜がおりますので、必ず霜対策をします。簡易ハウスは霜対策にもなりますし、外気よりプラス2℃を保てましたので最低気温がマイナスになってきた頃におすすめです!
また、マイナス2℃だとそのままでは凍結します。屋根のないところは確実に凍結しますので多肉がジュレたり透明になってしまったり、凍害が発生しますので注意しましょう。
簡易ビニールハウスは、隙間から外気が入ってきてしまいます。
発泡スチロールの方が外気よりも温度を高く保てました!
最低気温マイナス5℃以下
マイナス5℃以下になると、簡易ハウスは保温効果がなくなります。温度を測ってみるとほぼ外気温と同じ。
外気温がマイナスならハウスの中もマイナスです。もちろん凍結に注意しなければなりません。
ハウスの中をいかに0℃まで持って行くかが勝負の要になると思います。
ヒーターが使えるなら小さいヒーターを使って、中を温めるのが一番良いです。ヒーターが使えない(我が家もそうですが、電源が近くにない)場合は、ハウス内に防寒対策をします。
新聞紙、不織布、プチプチ、毛布など層を多くすればするほど耐えられるようになります。
マイナス10℃近くまでなると、本当に大変ではありますが、私もサイズアウトした子供用のもこもこのダウンジャケットなど、保温効果のありそうなものをハウス内に入れてなんとかやりくりしております。
⬇︎私が使っているのはこちらです。
多肉植物の冬、どう乗り切る?
マイナスになってしまうと凍ってしまいます。
凍ってしまうと多肉はどうなるのか…
- 透き通って見える
- 白く凍ってカチカチになる
- 黒くなっていく
このような変化が多肉に現れたら要注意です。
それでも、根がダメにならなければ多肉は生き返ります。春になると新しい芽を吹くでしょう。
暖かくなるまではダメになったと早とちりせずに様子を見ておきましょう!
多肉植物の冬、温度別外での管理方法まとめ
温度別で段々と対策が大変になってきますが、ご参考になればと思い紹介させていただきました。
根が張っているかどうかも冬越しできるかどうかの判断材料にはなりますが、0℃以下になるような日は特に注意しておきましょう。
朝起きたら凍ってた…なんてことのないように、気をつけたいですね。