宝島社発行の「田舎暮らしの本」(2021年2月号)による2021年度版「移住したい都道府県ランキング」で長野県が第一位となりました。
なんと、平成18年(2006年)以降、15年連続だそうです。
私自身、田舎暮らしの在宅ワーカーをしています。
田舎暮らしをしながら働く環境はとても心にはいい影響を与えていると思います。
子供は、田舎で育ってほしいと思っていました。
就職には失敗しましたが、田舎でも他に仕事はあると思い、ゆったりと子育てができる環境がとても魅力的です。
田舎暮らしにあこがれている人、都会の生活に疲れてしまった人、将来は田舎で暮らしたい人、田舎でのびのびと子育てしたい人に向け、今回は田舎暮らしのメリットとデメリットをお伝えし、田舎で暮らすということを田舎暮らしのエピソードを交えつつお伝えします。
在宅ワーカーとしての特権もまとめてみます。
田舎暮らしの在宅ワーカーの特権は?
今や、将来の年金もちゃんともらえるのか不安な時代。
それなら、自分で貯蓄をと思いますが、田舎暮らしの会社員では給料も安いし、貯金もできない若者も多いと思います。
しかし、田舎で暮らしながら在宅で仕事をするということは、ストレスも少なく、ネット環境の整備も進み、田舎でしか味わえない特権もたくさんあると感じています。
コロナウィルスによって、働き方も多様化し、今後も続くであろうテレワーク推奨の時代。
田舎にいたら、都会にように仕事はできないとあきらめたこともたくさんありましたが、今は求人に「日本全国どこでも仕事可能」の文字が並びます。
田舎にいても、働ける時代が来たのだと思っています。
都会の慌ただしい生活から抜け出し、田舎でゆったりと暮らしながら仕事ができるというのは田舎暮らしの特権だと思います。
田舎に暮らすメリット

人がみんな穏やか。
スーパーで、レジに並ぶ私。
前に並んでいるおばちゃんが、レジのかごを出した後。どっか行っちゃった!!!
なんてこともよくあります。
え?と思うかもしれませんが、結構普通です。
怒る人もいるでしょうけど、私は近くでは遭遇したことはないです。
そして、レジの会計が済んでもまだお買い物続行中のおばちゃんですが、私は平気に順番を抜かさせてもらい、隣のレジで会計をさせてもらえました。
いい意味で、こうゆうちょっとしたイラっとポイントにも動じなくなったのも田舎で生活するようになったからです。
しょうがないか。と思うようになりました。
私も都会にいたときは、ピリピリしていて、あんまり大らかではなかったです。
地域が密。人は少ないから密は回避できる。
コロナ禍できになる三密という言葉。
田舎でも三つを避けての生活をみんながするようになりました。
ご飯を食べに外食へ行っても、並んでまで食べるということは少なく、都会でどこのお店に行っても行列ができているのにはびっくりしたのを覚えています。
田舎にはそんな行列のできるお店は珍しく、いろんなところで密を避ける暮らしが簡単にできます。
それでも、田舎は地域が密に生活していますので、お隣さんとあっても話をしないというようなことはなく、ご近所付き合いもあるので地域は密に暮らしています。
通勤ラッシュがない
密を避けるという意味でも、都会のように毎朝ぎゅうぎゅうの電車に乗って通勤する必要がなく、ストレスも軽減されます。
時間を気にしながら走って電車に駆け込み乗車する必要もないし、終電を気にする必要もありません。
通勤や買い物などには車を使うことがほとんどです。
時間がゆっくり流れている
都会のどこへ行っても人が多いということは少ないため、一人になれる時間も十分に確保できます。
地域の行事も多くありますので、出てみて地域の人と交流することもできますし、一人になりたいときは、静かなカフェや、個人のお店を選ぶとゆったりと過ごせます。
子供と公園で、ゆっくり過ごすこともできます。
公園に行っても我が家しかいないということも少なくありません。
そして何より田舎は、緑が多いからか人口に対して公園が多いとも思います。
お野菜が手に入りやすい

夏は特に、自家菜園で夏野菜を育てている家庭も多く、よく家の周りの畑のおばちゃんからいただくこともあります。
何かのお礼にと持たせてくれるのも野菜だったりします。
助成金制度が手厚い
田舎に住むと助成金に支えられていると感じることがたくさんあります。
結婚すると5万円もらえたり、10万円もらえる自治体もあります。
不妊治療の助成金も出ましたので、県と自治体と両方から助成してもらえたのはとても大きかったです。
また、子供が生まれると、助成金が出ます。
第三子以降は50万円の補助があるところもあります。
また、出費のかさむ出産の時期、チャイルドシートやベビーカーの助成金が出る自治体もあります。
とても恵まれていて地域の子供が大切にされていると実感できます。
保育園の待機児童が少ないまたはゼロ

保育園も空きがあるところもあります。
人気の保育園に人が集まったりすることもありますが、待機児童は少ないです。
田舎に暮らすデメリット
メリットもあれば、デメリットもあります。
ご参考にしてください。
仕事がない?少ない?
田舎移住に関して、一番気になるのは仕事についてではないでしょうか。
田舎でも仕事がないわけではありません。
都会の人からするとやりたい仕事がないかもしれない、稼げないんじゃないかと思われると思います。
しかし、実際には働く場所がないわけではありません。
都会に比べたら選択肢は少なくなるかもしれませんが、仕事はあります。
給料が都会より少ない。
給料面では、都会にはかなわないと思っています。
その反面、家賃は安いし野菜が手に入りやすかったり、駐車場は家賃に込みとなっていることが多いし、暮らしにかかるお金も安いのも事実です。
ネット環境が悪い。
光の回線の整備が行き届いていないところもまだまだあります。
携帯の電波も悪いことがあります。
低速度ではありますが、ネット環境があれば仕事はできますし、光回線もだんだん普及していくものだと思っていますが、光の高速通信に慣れている都会の人は遅いと感じることもあるかもしれません。
役が多い、行事が多い
デメリットでもあり、メリットな部分もあると思いますが、行事が多いので、すぐに仲良しさんになれるのはメリットと思いますが、地区の役員が回ってくることも多いです。
また、男性は地元消防団にも入らなければならず、地域のための活動が多いのは事実です。
中には、消防団の付き合いが苦手で田舎に戻らないという人もいたり、地元を出て一人暮らしをする人もいるようです。
田舎の仕事は?
田舎では仕事がない!と思うかもしれません。
私も就職活動をしているときに、田舎では仕事がないから都会で就職する!と意気込んでいたのを覚えています。
確かに、都会のように大きな仕事はできないかもしれません。
でも、今在宅でも仕事ができるようになったことで、都会の会社の求人も田舎で職探しをしていても出てくるようになりました。
なので、常に求人を見ていた私は、コロナ禍ですが求人が増えた!との印象を受けました。
田舎にいると確かに仕事の選択肢は少ないかもしれません。
在宅ワークによって、都会の仕事に関わりが持てるようになっていることはメリットにつながると考えています。
田舎のお仕事の例
地域おこし協力隊などの地域のサポート業務
市役所、役場などの仕事
団体職員(農業協同組合、森林組合など)
さいごに
在宅ワーカーとして働いてみると家いいられるという安心感と、ゆったりとした時間の中で暮らせる安心感で日々幸せに暮らせています。
時間に追われない生活や、子供との時間がゆっくりとしたときの中で過ぎていくのは今しか味わえない大切な時間だと思っております。
適度に周りに頼ることで、最高の暮らしができる。
そんな田舎の魅力が伝わりましたでしょうか?
田舎暮らしをしたいけど、踏み出せなくて悩んでいる人の参考になれば幸いです。