ひとくくりに混合育児のやり方といっても、双子ならではの問題もあります。
二人いるのに手は2本しかありません。
でも授乳の時間をずらすと、一日中授乳しているような感覚になります。
なるべく授乳時間を揃えるコツと、混合育児のスタイルをまとめておきます。
しっくりくる授乳スタイルに出会えますように。
また、日々変化する赤ちゃんですので、いろんな方法を試してみるのもいいと思いますので、ぜひ参考にしてください。
混合育児やり方と授乳スタイルは?
混合とは、ミルクと母乳を両方与えるということですが、双子育児おいてそのスタイルはたくさんあります。
自分に合った方法で、なるべくストレスにならないように混合育児をしてほしいと思います。
母乳ダブル授乳→同時ミルク
一連の授乳を二人同時に進める方法です。
この方法が一番バランスが取れていて、次の授乳までの間隔も安定しました。
しかし、直母と哺乳瓶を使用するため、好みが出てきてしまい、軽い力で吸えば出てくる哺乳瓶を好むようになる場合もあります。
二人同時に授乳した後に、ミルクを作るのも結構大変でした。
この方法だと、双子用の授乳クッションを使用して、
同時に授乳、同時にミルクといった感じで授乳時間を揃えることができます。

母乳一人、ミルク一人
一人分の母乳量は出ていて一人分なら母乳でまかなえるという方向けです。
母乳とミルクでは飲む量に差が出てしまいます。
直母は疲れてしまい、吸える(飲める)量が少ないです。
なので、母乳だった子の方が消化が早くて先に泣き出すこともありました。
時間がずれると、単純に授乳の回数が増えるので、ママの負担は増えます。
一人が泣いても、もう一人起きるまで待ったり、一人が泣いたらもう一人も起こして飲ませるなど、時間を揃える工夫が必要になってきます。
また、一人直母している間、セルフ飲みをしてくれる場合は授乳時間を揃えられますが、
まだ月齢が浅かったり、途中で哺乳瓶が口から外れてしまうなど
うまくセルフ飲みができない場合は、直母後にもう一人のミルクをあげなければならず、
結果的に二人分の時間がかかってしまいます。
しっかりセルフ飲みができるようになれば、一人は勝手に飲んでくれる間に一人の直母に集中できます。
直母とミルクは交互にしてバランスをとるといいでしょう。
今母乳だった子は、次の授乳時間はミルク。
今ミルクだった子は、次の授乳時間は母乳、といった具合です。
一人は毎回母乳、一人は毎回ミルク
ミルクの子、母乳の子、と決めてしまうやり方です。
また、一人はミルクアレルギーだったり直母がダメ、哺乳瓶がダメといった場合にもこのスタイルになります。
この場合、一人は母乳で消化が良く2時間で泣くけど、もう一人はミルクなので3時間といった風に、
お腹がすく時間がずれてしまいますので、授乳時間を3時間で設定して決めて
二人同時に授乳タイムにするなどの工夫が必要です。
また、ミルクの子はセルフ飲みができるような工夫も必要です。
ミルク代行屋さんなどの便利グッズも使いながらセルフ飲みトレーニングをしていくことをお勧めします。
二人同時搾乳の乳、ミルク
乳頭混乱が起きないように、すべて哺乳瓶にしてしまう方法です。
今回は搾乳の乳、今回はミルク、と一回の授乳で一種類なのでとてもやりやすいです。
また、直母がうまくできなくても母乳育児ができるというメリットもあります。
搾乳やミルクで決まった量を準備するので、どのくらい飲んだかというのが目に見えるのもとてもやりやすいです。
搾乳は、毎回絞れる量を絞って、冷蔵庫で保管、
現在飲ませている量(例えば100㏄なら二人分で200㏄)が溜まったら
次の授乳の時間に飲ませるといった形でやっていくといいと思います。
また冷凍させておいて、用事があって預けるときなどにも母乳を与えてもらうことができます。
搾乳をする時間を確保できる人にはおすすめの方法です。
この場合、一人が起きて一人が寝ている場合でも3時間と時間を決めて授乳の時間を揃えるといいと思います。
どうしても、ギャン泣きしてしまったりする場合は無理せず、一人を起こしたりして工夫してください。
混合育児の難しいところ
混合育児の難しいところは、どうしても二人に差が出てしまうというところです。
飲む量もそれぞれですし、違って当たり前ですが、授乳時間だけは合わせて時間確保したほうがいいと思います。
また、一人が哺乳瓶拒否、一人は母乳拒否など、様々な問題が出てくる可能性もあります。
それでも授乳の時間だけは一緒と決めて乗り切ることをお勧めします。
そうしないと、ママがずっと授乳している感覚になりしんどいと思います。
最初のうちは、ただでさえ頻回に授乳がやってきますので、一人30分授乳時間がかかっているとすれば、30分×16回(一日8回×2人)=480分。実に24時間しかないのに、8時間も授乳に費やしていることになります。
これではママの休息が取れませんので、授乳時間はなるべく一緒にする工夫をしてください。
双子ママの先輩に聞いてもやはりみんな授乳時間を揃えることだけは考えていたそうです。
セルフ飲みのおすすめ授乳グッズ紹介
セルフ飲みが必須になってくる混合育児ですが、便利なグッズが売っているので、上手に使いながら乗り切ってほしいと思います。
クッションとしても使える哺乳瓶ホルダー
物がつかめるようになったころから重宝する哺乳瓶ホルダー。
双子混合育児のやり方と授乳時間を揃える工夫!授乳グッズも紹介!まとめ
双子の混合育児のやり方と、それぞれのやり方の授乳時間を揃える工夫をまとめました。
理想は抱っこして授乳、ミルクもあげて、母子のスキンシップをとることと言われますが、双子育児の現場は余裕がないと思います。
今は便利なグッズもありますし、あるもので工夫して一人で飲んでもらうことも時には必要なことで、決してやってはいけないことではないと思います。
そうしないと乗り越えられないものだとも思います。
諸先輩方のアイディアをまねして、こんな方法もあるのかということを知っていただき、少しでも参考になればうれしく思います。