多肉にハマってから、失敗すると土のせい?と疑問が湧いていました。でも土の配合なんてよくわからないし、今まではとにかく水捌け!
水捌けを良くするために(多肉をダメにしないために)、市販の土に鹿沼を混ぜていました。
それぞれの土の持つ特徴とは?
この記事を読めば、どんな土が作りたいかによって、何を混ぜたらいいかわかります。
多肉植物の土は何がいい?
まず、はじめに今回の「土のお話」、とても奥が深くておそらく初心者だと話が難しいと思います。
多肉歴6ヶ月の私が書きながら理解しているので、初心者はまずはこちらの土から始めるのがおすすめです。
↓柏屋商店のInstagram、リールでもたびたび登場する、おすすめの土です。
- 肥料が少ない
- 配合されているため安心
- そのまますぐに使える
この点が初心者の頃の私を支えてくれたと思ってます。今でも使っています^^
水捌けが気になったので、私はこの土に水捌けをよくする土「鹿沼(細粒)」を混ぜて使ってました!混ぜる割合なんて最初は適当でよいのです。
半分半分(1:1)の割合で適当に目分量で混ぜておりました。水捌けが良くなればよし!
水捌けが大事!
夏は蒸れると根が腐ってしまうため、とにかく「水捌け」!水捌けは夏も冬も重要です。
冬は水が残ってしまうと、水分が凍結します。
水捌けが大事!と気がついたのも、夏にジュレた経験から色々と土にも興味を持ち始めたため、ジュレる経験も意味があったと思っています。
水が必要以上に土に残ってしまうと、根腐れの原因になります。根が腐ってしまうとどうしようもないので、根腐れには注意が必要。多肉用の土は、市販のものも水捌けが良くなるようにブレンドされていルものが多いですね。
多肉植物土の配合によく使われる土は?
多肉植物用の土はどんなものを配合したらいいのでしょうか?
よく配合に使われている土をピックアップしてみましたので、参考にしてみてください。
私がよく使っているのは、鹿沼土(細粒)。初心者には扱いやすい水はけをよくしてくれる土なので、とても重宝しています。
鹿沼の土は水で濡れると色が変わるので、水やりのタイミングもわかりやすいです^^
それでは順番に見ていきましょう。
ピートモスはメインとなる「コケ」
ピートモス (英: Peat moss)とは、ミズゴケ類などの蘚苔類、ヨシ、スゲ、ヌマガヤ、ヤナギなどの植物が堆積し、腐植化した泥炭(でいたん)を脱水、粉砕、選別したもの。農業、園芸用土、もしくは土壌改良材として用いられる。
Wikipediaより
生産者は業務用を使っていますが、ピートモスのみでも市販されているそうです。
私は見かけたことがなかったので、今度園芸店で探してみようと思います。
通常は、ピートモスにいろいろ混合して多肉用の土やお花用の土として販売されているものをよく見かけますね。
もし、ピートモス単体が手元にない場合はお花用の培養土を使ってみてください。
お花用や野菜用の土は肥料がたくさん入っていますので、何種類か土を混ぜることで薄くなりますので混ぜて使うといいでしょう!
鹿沼土「細粒」はメインの土となる
鹿沼土は通気性・保水性がともに高いことと、強い酸性土であることが特徴であるため、主にサツキなどのツツジ科の植物や東洋ランなどの栽培に用いられる。また、雑菌をほとんど含まないため、挿し芽などにも適している。
鹿沼土は水分を含むと黄色くなり、乾燥すると白くなるので土壌の乾燥が判断しやすく、園芸に優れている。弱点としては保肥性が低いことが挙げられる。
Wikipediaより
鹿沼土はいろいろな種類がありますが、私も「細粒」を使っています。細かいのでとても扱いやすいです。
鹿沼細粒は、水で濡れると色が変わります。なので水やりをしてから乾くとまた色が元に戻るので、水やりのタイミングを知るのにも向いています。
いろいろ配合に迷ったら、まず最初は鹿沼細粒オンリーの土から始めてもいいでしょう。
- 水捌けが良い
- 肥料が入ってない
この点が初心者にはおすすめの理由です!
パーライト
パーライト (Perlite) とは、火山岩として産出されるパーライト原石や珪藻土等を高温で熱処理してできる人工発泡体である。ガラス質の岩石中に含まれる構造水がガス化して発泡する。「真珠石」とも呼ばれる。
Wikipediaより
パーライトは細かくて空気中に舞うので吸い込まないように注意して作業をしましょう!
パーライトは、水捌け、排水性を良くしてくれます。また、空気を含んでいるので、土に空気を含ませてくれます。パーライト自体とても軽いのも特徴です。
赤玉土は肥料を蓄える
赤玉土(あかだまつち、akadamatsuchi、red ball earth) は盆栽・古典園芸用の万能用土として、古くから使われている用土の一種である。 盆栽や古典園芸の植物の土壌として使用され、天然の粒状の粘土のような無機質土で、褐色で粒状の形状をなしている。弱酸性を示し、通気性、保水性、保肥性に富む。
Wikipediaより
赤玉は簡単に崩れる石のような土ですが、肥料を蓄えてくれるので優秀。
赤玉を土に入れておくと赤玉が肥料を蓄えるため、肥料を効かせたい人は入れるといいででしょう。
指で押しつぶすと潰れるくらいの硬さです。
軽石は「排水性」を上げる
軽石は、排水性がよくなるため土が乾きやすくなります。夏場のジメジメした時や、冬場の凍結防止には一役かってくれそうですね。
排水性がよければ根腐れしにくくなります。水をあげた翌日の気温が高い時の蒸れ、気温が低すぎて多肉が凍るのを防げます。
ベラボンは3拍子揃う高級土
ベラボンは根腐れが気になる場合はぜひ混ぜてみましょう。
水を吸うと膨張し、水をはくと収縮する不思議な土。そのおかげで通気性がよく根張りもしっかりとしてきます。
吸水性、保水性、排水性の3拍子が揃った土です。
炭は根腐れ防止となる!
最後に炭を入れることで、根腐れ防止効果が期待できます。
炭はほんのちょっと、用土の5%以下で大丈夫とのことです。抗菌効果で病原菌の繁殖も抑える効果があります。
市販されている多肉植物の土の配合は?
参考に私がよく使う多肉植物の土の配合を見てみましょう!!
- ピートモス
- ココヤシピート
- 赤玉土
- その他、堆肥など
今回紹介した土がブレンドされています。
配合するのは難しい初心者や、面倒な人は市販されているすでに配合された土を使うのがベスト。
市販の土の選び方【ポイント】
ブレンドは難しいという私みたいな初心者は、まずは市販の土を使うのが失敗しにくいです。その際のポイントは、なるべく肥料の入っていない土を選ぶこと。
EC値の項目を見ると参考になります。
先程紹介したお花用の土は1.5も入っていますが、これはお花を育てるのには肥料が必要だからだと思います。
多肉植物におすすめの土はEC0.3です!これでも肥料は入っていますが、少ないのでおすすめです。
多肉は肥料が必要ありません。肥料のない土を使っていて必要になればいつでも液肥などで追肥できますので、大丈夫です。
肥料が入っている土を使って植え替えをすると紅葉していた多肉が元の色に戻ってしまうこともあります。
初心者におすすめなのはこちらの土。
↓迷ったらまずはこの土から始めてみるといいでしょう。
多肉植物の土は何がいい?水捌けが大事!まとめ
土の配合についてまとめました。
初心者には難しいので、まずは市販の土でもいいと思います。
市販の土の中でも肥料の少ない土を選ぶことがポイントだと分かりました。
私は水をあげたいタイプで、排水性は大事にしたいので、軽石を使ってみようと思います。
セダムのように水や肥料の好きなタイプの多肉植物にはまた違った配合の土がいいということですね。多肉って本当に奥が深いです。
それぞれの土がどんな役割があるのかもぜひ参考にしてみてください。